よくあるご質問

ID:416
作成日: 2024/04/18

【Turnitin編】 manaba とツールをLTI1.3連携するまでの流れが知りたい

本FAQでは、管理者が manaba と LTIツールを連携させ、動作を確認するまでの一例としてTurnitin の例をご案内いたします。
※2024年4月時点の操作結果を元に作成しております。
今後、LTIツール側で仕様が変更になる場合もございますので、ツール登録の流れの参考としてご利用ください。
※2024年4月現在、manaba はLTI Advantageに対応していないため、Turnitinとの連携によって本来実行可能な複数の機能(プラットフォームへの成績の送信、名簿の同期など)を利用することができません。

<前提>

ご利用の Turnitin Feedback Studio を既に別のLMSと連携させている場合などに問題が生じることがあるため、最上位のアカウントを直接 manaba と接続しないでください。
最上位のアカウントの「+新規アカウント」をクリックしてサブアカウントを作成してから、インテグレーション列のアイコンをクリックしてください。
詳細は以下の「Creating a Turnitin sub-account」をご参照いただくか、Turnitin のご契約先のサポートまでお問い合わせください。
https://help.turnitin.com/feedback-studio/turnitin-website/administrator/sub-accounts-and-sub-administrators/creating-a-sub-account.htm

<管理者:LTIツールとmanabaの基本設定>

まず初めに manaba と Turnitin Feed back studio で相互の情報を入力し、連携を許可します。

(1)以下を参考に、Turnitin で必要な作業をします

https://help.turnitin.com/feedback-studio/other/lti13/administrator/getting-started/step-1-creating-your-lti-registration.htm
  1. Turnitin の管理者ページで、「アカウント」のインテグレーション列のアイコンをクリック
  2. ダッシュボードで「LTI1.3」(LTI APIではない) を選択
  3. 「今すぐ開始する」をクリック
  4. 「学習管理システム(LMS)のプロバイダー」で「Other」を選択
  5. 「Registration Name」を設定。(manaba と判別可能な名称を推奨します)
  6. 「Turnitin Feedback Studio 以下のフィールドを正確にコピーして、お使いの学習管理システム(LMS)の設定ページに貼り付ける必要があります。」以降の4項目の情報を使うため、ページを表示したまま次のステップに進みます。

(2)manaba 管理者画面で「20-201 LTIツール管理」メニューを開き、[新規作成]をクリックし次の必要情報を入力して保存します。

    1. 「●●manaba と ツール対応表●●」を参考にしながら、前項「1-6」で表示しておいたページの4項目を、下図 manaba の対応する欄(①ツールURL、②公開鍵情報、③ログイン開始URL、④リダイレクトURL)に貼り付けます。
【番号追加済み】スクリーンショット 2024-04-19 104108.png
(!)2024年4月現在、上記の①ツールURLについては Turnitin 管理画面に掲載のものではなく、「https://lti.int.turnitin.com/launch/tfs-proxy」と入力する必要があります。ご注意ください。
  ※Turnitin Feedback Studio の画面が Advantage 対応前提の内容になっているためです。manaba は今 Advantage に未対応なので、画面に表示のデフォルトの値を使っても連携ができません。
    2. 「カスタムパラメータ」は必要に応じて設定してください。例えば manaba の LTIテスト作成時に入力した
 「受付開始日」と「受付終了日」を必ず Turnitin Feedback Studio 側の課題に適用させるためには、次のように入力します。
 ・startdate=$ResourceLink.available.startDateTime
 ・duedate=$ResourceLink.submission.endDateTime
 ※カスタムパラメータに入力しない場合、LTIテストと Turnitin Feedback Studio の受付期間は連動しません。  
  Turnitin Feedback Studio はデフォルトで課題作成日から1週間の期日に設定されるようになります。
    3. 「プライバシー」では少なくともメールアドレスは「送信する」に設定する必要があります。
 ※LMS/ツール間でメールアドレスでユーザを突合するためです。
    4.「コースでの表示方法」は「課題」を選択します。

(3)manaba で保存したLTIツール設定の行の歯車マークをクリックし「ツール設定詳細」を選択。

 今度は manaba で表示された情報を、再度以下の対応表を参考にしながら、「1-5」で表示しておいた
 Turnitin画面の続き「学習管理システム(LMS)の詳細」の欄に貼り付けて保存します。

(4)設定に問題ないことを確認したら、「20-201 LTIツール管理」画面で、追加したツールを公開してください。

●●manaba と ツール対応表●●(黄色列の情報を白列の同じ行に設定するイメージ)

 ・Turnitin Feedback Studioの情報を manaba に登録する
Turnitin Feedback Studio
manaba (LTIツール追加/編集画面)
Tool Public Key set URL
lti.int.turnitin.com/jwks/******
公開鍵タイプ
→鍵セットURL
Login Initiation URL
lti.int.turnitin.com/oidc/login/******
ログイン開始URL
Launch URL / Tool Redirect URL
https://lti.int.turnitin.com/launch
https://api.turnitin.com/api/lti/1p3/launch

リダイレクトURL
Target Link URI
https://lti.int.turnitin.com/launch/tfs
ツールURL
※以下のURLを登録
https://lti.int.turnitin.com/launch/tfs-proxy



 ・manaba の情報をTurnitin Feedback Studioに登録する
  Turnitin Feedback Studio
(学習管理システム(LMS)の詳細)
 例
manaba(ツール設定詳細)

公開鍵セット URL Public keyset URL
~/local/rpc_lti_jwks
発行元 Platform ID
https:// sample.manaba.jp
クライアントID クライアントID
YubVIWZxihu6zG4x
- デプロイメントID
32212283×××
OpenID Connectのログインのエンドポイント Authentication request URL
~/local/rpc_lti_oidcauth
アクセストークンのURL Access token URL
/local/rpc_lti_authtoken
プラットフォーム認証プロバイダー(オプション) -

<管理者:登録したツールが manaba で使えるかを確認する>

(1)ユーザの準備

    1. 確認に使う Turnitin Feedback Studio の講師権限のユーザを用意し、登録されているメールアドレスを確認します。
    2. その講師ユーザと連携させたい manaba の担当教員アカウントを用意し、ユーザの「メールアドレス:mailaddr」の値を一致させます。
    ※類似する項目「リマインダメールアドレス:remindermail」「リマインダメールアドレス(携帯):remindermobile」と間違えないようご注意ください。

(2)確認用コースの準備

    1. LTIツールの利用したいコース情報が記載された登録用シートを用意し、「ca.lti」列を作成し、許可したいコース(※)の行のセルに「1」、対象コースの行に「1 」(半角数字)を入力して保存します。
    ※まずはユーザに影響のないダミーコース等を用意して実施することを推奨します。
    2.「212 コース追加・変更・削除」からアップロードします。

(3)用意したユーザで、対象のコースに以下のいずれかのコースロールでアクセスできるように設定します。

    1. 担当教員
    2. 学部システム管理者
    3. オプション「特殊コースロール」を導入の場合の以下
   ■授業補助者2~5 および 担当職員
   ※環境によってコースロールの名称は異なる可能性がございますが、課題の編集権限を持つロールを
    設定すれば manaba 側の要件は満たすことが可能です。

(4)manaba 教員用 基本機能マニュアルの目次から「小テスト」>「LTIテストを作成する」を参照しながら、LTIテストを作成して保存してください。

(5)マニュアル手順の最後にあるとおり、「LTIテスト管理」ページにアクセスします。

 正しく設定できていれば、枠内にTurnitin 社の以下ページのステップ「Create a dummy assignment」にあるとおり、メールとパスワードを入力する画面が表示されるため、画面内の指示に従って認証を実施します。https://guides.turnitin.com/hc/en-us/articles/21851523244301-Configuring-Feedback-Studio-in-LTI-1-3

(6)セットアップまで終了できたら、対象の manaba コースと Turnitin Feedback Studio を連携完了です。

 同じコースに履修生も登録して、作成したテストに提出できるかも試してみましょう。
この内容は参考になりましたか?
ご回答いただきまして、ありがとうございます。
今後の参考にさせていただきます。
ご意見・ご感想、ありがとうございます。
Powered by i-ask